・「痛み」を感じる仕組み
指を切ったり、熱いものを触ったりすると
痛みを感じますが、なぜ痛いと感じるのでしょうか。
それは、「受容体」と呼ばれるセンサーで様々な刺激を受け取り、
それを受容器が電気的な信号に変えることで、
脊髄に伝わり、
脊髄ではシナプスと呼ばれる部位で電気的な信号を
いったん化学的な信号に変え、
脳に痛みの信号を伝えるからです。
神経伝達物質について
理解しなくても大丈夫です。
ただ、
「痛みというのは、バケツリレーのように、
痛みの信号が伝わっていく」
「脳で痛みを認識する」
ということがイメージできれば十分です。
本来、体にとって痛みは警告です。痛みという情報をもとに、体を危険から守ったり、ケガを治したりしています。
しかし、必要以上に苦痛を感じなくて済むように
痛みを抑制するシステムも備わっています。
イメージで言うと、
バケツリレーで伝わっていく痛み信号を邪魔したり、
少なくしたりして、痛みを調節する機能が体には備わっています。
「エンドルフィン」も体内で生成・分泌される強力な鎮痛物質です。
人類最強の鎮痛薬とも言われている
モルヒネの200倍もの鎮痛作用があるとも言われています。
出産のときはこのエンドルフィンが大量に分泌されていますが、
エンドルフィンは「リラックスして、
楽しい気持ちを感じているときに分泌されやすくなる」
性質があります。
ですので、積極的にリラックスして、
さらにたくさんエンドルフィンが分泌される
状態を作りましょう。
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